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主な蜜源植物
蜂蜜ができるまで

蜂蜜作りは、羽化後、約12〜20日の貯蜜担当の内勤蜂と、約20日以上経った外勤蜂との共同作業によって行われます。セイヨウミツバチの外勤蜂は、巣箱から約半径2〜3kmのところにある花々を飛び回って、1日数十往復しながら、1回につき、花蜜(ショ糖)を30〜40mgほど胃の前部にある蜜胃と呼ばれる器官に貯えて巣に持ち帰ります。この時点での花蜜は、まだ水っぽく糖度は10〜20%くらいしかありません。これを貯蜜担当の内勤蜂に口移しで渡します。内勤蜂は、受け取った花蜜を口を使って膜状に引き延ばして水分を蒸発させます。この時、唾液中に含まれる酵素が混入し、その作用で花蜜の中のショ糖がブドウ糖と果糖に分解されます。この時点での糖度は40%ほどです。内勤蜂は、これをさらに小さい水滴にして、六角形の巣穴に入れて、羽であおいで、さらに水分を蒸発させ2〜3日かけて糖度が80%ほどの熟成された蜂蜜にしていきます。完熟蜂蜜で一杯になった巣穴は、お腹にある器官から蜜ロウを分泌し、密封していきます。しかしながら、安価な輸入蜂蜜の多くは、人口甘味料を添加したり、「純粋蜂蜜」と称していながら、完熟前の糖度がまだ低い蜂蜜を採取して加熱処理し、余分な水分を除いて糖度を高めています。そうすると、風味が損なわれるだけでなく、天然のビタミン、ミネラルなどの大切な成分が破壊されてしまいます。当養蜂場では、完熟状態になった蜂蜜を採蜜して、お客様にお届け致しております。

 蜜ロウで蓋をされた巣脾枠    蜜蓋を取る為の蜜刃 蜜蓋を取った巣脾枠を入れ回転
させて蜂蜜を取り出す分離器