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いのしし肉 栄養成分(100g当り)


いのしし肉には、成長期に欠かせない良質のたんぱく質をはじめ、疲労回復や皮膚の健康、新陳代謝を促すビタミンB郡が豊富に含まれています。

栄養成分比較 いのしし 豚 牛 (100g当り)
部 位 エネルギー
(kcal)
たんぱく質
(g)
脂 質
(g)
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンB6
(mg)
ビタミンB12
(μg)
猪肉 268.0 18.8 19.8 0.24 0.29 0.35 1.7
豚肉 291.0 18.3 22.6 0.77 0.13 0.35 0.3
牛肉 411.0 13.8 37.4 0.06 0.17 0.18 1.1

低脂肪・低カロリーだけでなく、体に必要な栄養素が豊富に含まれています。

いのしし肉は低カロリーなのに栄養満点!!
低カロリーが嬉しい

いのしし肉のカロリー
 
 脂肪分が多く油っぽいというイメージがある猪肉ですが、実はカロリーも豚や牛肉に比べても低く、健康にも良い栄養素がたっぷりつまった食材です。
 野生の猪肉と豚肉や牛肉の大きな違いは、その脂のつき方が全く違うという事です。白身と赤身がハッキリ分かれており、脂肪の質が良いのです。これは、自然の中で自由に動きまわり、イノシシにとって必要とされる分の食材を必要な分だけ食べているからと思われます。

体に良い影響をあたえる脂肪酸
悪玉コレステロールを減少させて血液サラサラ

 猪肉の脂肪には体に良い影響をあたえる脂肪酸が豊富に含まれています。脂肪酸には大きく分けて【飽和脂肪酸】と【不飽和脂肪酸】の2種類あります。
 
【飽和脂肪酸の特徴】
 体内で固まりやすく、多く取りすぎると血液の粘度が高まり、血液循環が悪くなります。また、中性脂肪や悪玉コレステロールを増やす原因となり、動脈硬化や肥満などにつながります。主に動物性脂質に多く含まれるこの飽和脂肪酸は、豚肉や牛肉に比べると少ないのが猪肉です。
【多価飽和脂肪酸の特徴】
 飽和脂肪酸とは対照的に、体に良い影響をあたえる脂肪酸が不飽和脂肪酸でその中の多価不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを減少させて、ドロドロ血液をサラサラにするのに役立ちます。この多価不飽和脂肪酸が豚肉や牛肉に比べて多く含まれるのが猪肉です。

ビタミンB郡が脂質や糖質の代謝を促します
代謝を促してダイエット

ビタミンは体の働きを助けて、その調子を整える大切な栄養素です。ビタミンの働きとして、肥満対策、糖尿病、動脈硬化の予防、貧血予防、体力増進などがあります。


ビタミンB2、ビタミンB12はどちらもダイエットで不足しがちな栄養素です。しかも、一度にたくさん取っても体内に貯蔵されないので、毎日の食事から十分取り入れて欲しい栄養素です。


このページの成分数値は「五訂日本食品標準成分表」に基づきます