徒然草(吉田兼好(兼好法師、兼好、卜部兼好))

鎌倉時代に兼好法師が書いた随筆、徒然草。

つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)に向かひて、
心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、
あやしうこそものぐるほしけれ。

(意味)
孤独にあるのにまかせて、一日中、硯と向かい合って、
心に浮かんでは消える他愛のない事柄を、とりとめもなく書きつけてみると、
妙におかしな気分になってくる。

  • 京都大学所蔵資料でたどる文学史年表: 徒然草