分野ごとの関連もあるが、他のテーマとの関係性が必然的に必要です。
哲学の世界へのアプローチの仕方は分野や学派により違うが、 ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の4.112と4.1121の言葉が明確なので、 それを参考にしておきます。 (哲学の目的は思考の論理的浄化である。 哲学は教説でなく活動である。 哲学的著作は本質的に解明から成る。 哲学の成果は「諸々の哲学的命題」でない。 諸命題が明晰になることである。 哲学の行うべきことは、哲学がなければいわば曖昧模糊たる思考を明晰ならしめ、思考の輪郭を明確ならしむることである。 何らか他の自然科学よりも心理学が哲学に一層親しいことはない。 認識論は心理学の哲学である。 私の記号言語研究は、論理の哲学にきわめて本質的なことと哲学者の考えていた思考過程研究に当たりはしないか。 ただ哲学者の大方は非本質的な心理学的研究に巻込まれたのであり、 私の方法にも類似の危険が存在する。)